鞘取り講座第2講
最新記述:2010-02-23 (火) 21:13:21
鞘取り講座第2講 鞘適格銘柄
鞘取りに適した銘柄を選別抽出します。
鞘取引に適した銘柄
一般的に、
- 日経平均採用銘柄などの大型株。
- 東京一部上場銘柄
- 出来高・時価総額の大きい銘柄。
- JASDAQなど新興市場銘柄で無い銘柄
- 仕手株・ボロ株で無い銘柄
- 企業の業績が安定している銘柄
黒字が続いていて、業績予想も黒字、EPSが過去・予想とも安定している銘柄が理想的 - 突発的な値動きをしない株価変動の安定した銘柄
- 株価の値上がり値下がりがなだらか/滑らかな銘柄。
- 株価がうねりを描いている銘柄
- ある程度株価変動のある・大きい銘柄
- 売り銘柄は貸借銘柄
等が条件とされています。
鞘適格銘柄の条件


上場市場
- 東京1部上場又は大阪銘柄(東京大阪両市場上場で主たる取引が大阪市場の銘柄)
東京1部上場及び大阪銘柄は単独又は両方が指定できます。
- 日経平均採用銘柄(日経225)
日経225は東京1部上場銘柄の中の銘柄です。
東京1部上場又は大阪銘柄との同時指定は出来ません。
注:上場市場の指定にはコラムをクリック2回して下さい。
信用区分
信用区分は全ての銘柄を貸借銘柄に指定しています。
鞘取引の信用売り銘柄が信用銘柄又は貸借銘柄であることが鞘銘柄の前提ですが、鞘仕掛けの機会を逃さない為に売り銘柄・買い銘柄ともに貸借銘柄であることを前提としました。
良い仕掛けチャンスを見つけて、イザ発注しようとしたら、売り銘柄が貸借銘柄では無かったと言うことを避けるためです。
以前に比べると貸借指定の銘柄が増大していることから、対象を貸借銘柄に限っても十分な該当銘柄数があります。
検索期日
鞘銘柄適格を検出する年月日です。
検索期日は、「株式管理」が搭載する株価データーの全期間が対象となります。
デホールトの期日は最新株価年月日です。
検索期日を指定しないで実行すると、最新株価データーでの検索が行われ、翌立会い日からの運用が出来ます。
過去期日で検索を行う場合は、例えば、2000年1月1日から1年間の鞘(過去)取引を検討する場合は、1999年12月30日から過去1年間の株価で検証が行われます。
検索期日が市場否立会日の時は、直近の市場立会日が表示されます。(Ver091005-2以降)
「株式管理」は25年株価対応なので、「株式管理」の時系列株価取得機能を利用して、YAHOOファイナンス掲載株価全銘柄の1983年からの時系列株価を取得読み込みが出来ます。
全銘柄・全期間の時系列株価を取得するのは、光回線でも可也の時間が掛かります。
この10月10~12日の連休や、11月連休或いは年末年始にでも時間を設けて時系列株価を取得して試してみて下さい。
株価は日足3年毎(1000足)に別ファイルで保持されます。
以前の土曜日隔週半ドン時代は約3年半、完全5日制以後は約4年強の株価が保持されています。
鞘適格銘柄検索機能では、この過去株価ファイルから、任意の検索期日で、その1年2ヶ月前から1000足の株価データーを取り出してきます。
過去の鞘取り引きの検証(シュミレーション)では、検索期間1年間、鞘取引運用仕掛け期間1年、最終仕掛け取引の手仕舞い期間半年~1年として株価データを利用します。
検出期間
鞘銘柄の検出計算期間は、1年から1年半、或いは半年と色々な考え方がありますが、ここではある程度の時系列ベースでの検出を行うものとして、1年間の固定設定としました。
今後、各種検証データーの蓄積が出来てくれば、必要に応じて期間設定の任意化を考えたいと思います。
余りにパラメーターの自由度が大きいと、何も決められない、何も検証できない事ともなり得るので、ここでは一番、1年間の固定設定としてみました。
銘柄出力
銘柄出力リストを更新して、検出した銘柄をリストに新規出力する機能と現在の既存出力リストに検出銘柄を追加記録する機能を作って見ました。
多分、新規作成だけで事足りたかも知れません。
単位売買額
単位売買額の考え方は、鞘銘柄組合せの項で詳述しますが、ここでは1取引の売買金額と考えてください。
売買額の指定は、「以下」の金額帯を含みますから、例えば「50万円以下」の時は、「40万円以下」~「10万円以下」の銘柄も選出されます。
以前の鞘取引では、同株価帯の銘柄の売買と言う考え方でしたが、売買の単位株数の概念が機能し無くなった現在では、単位売買額をベースに考えます。
同売買金額帯での2銘柄の鞘取り引きについては、単位売買額低位の銘柄については、例えば単位売買額50万円の銘柄に対して単位売買額20万円の銘柄は、2UNIT計40万円として組み合わせるという考え方を採用しています。
選択条件・山谷変動率・山谷数
鞘取引に適した銘柄として、
- 株価の値上がり値下がりがなだらか/滑らかな銘柄。
- 株価がうねりを描いている銘柄
で、
- ある程度株価変動のある・大きい銘柄
を条件としましたが、
一般的な鞘取りでの利益目標値は5~10%を目途とするものと考えられるので、それをCLEARするには少なくとも10%以上の株価変動の小波があることが必要と考えられます。
山谷変動率は、株価の変動点から逆方向に指定%以上逆行した時に株価の山・谷を形成したとして、その山谷数と山谷基準値を比較します。
山谷数はこの小波が1年間にどれ位あれば、鞘取りの機会があるか・増えるかと言う観点です。
どの位の%・山谷数が良いかは今後の検討課題です。
何れの数値も今後の検証で最適値を求めて行きたいと思います。
選択条件・高安値比
鞘適格銘柄は、大きなうねりの有る銘柄が良いとされています。
この点で、検証期間1年間での株価の最高値・最安値比がある程度の幅の中に納まる銘柄が好ましいと考えられます。
高安値比が余りに小さいと大きなうねりのある銘柄とは成りません。
高安値比が余りに大きいと価格変動の激しい銘柄で鞘銘柄には適さないと考えられます。
標準値は、「1.3~2.0」としていますが、どの範囲が妥当なのかは今後の検討課題です。
日経225銘柄が対象の時は、「~2.0」では検出銘柄数が少ないので「~3.0」位が良いようです。
選択条件・1日最小出来高
鞘取引に適した銘柄として、
- 出来高・時価総額の大きい銘柄。
を上げていますが、デフォールトとして1日最小出来高が1万株以上を基準値としてます。
1日最小出来高がどれ位が良いかは、今後の検討課題です。
選択条件・時価総額 (091009追記)
選択条件に時価総額を追加しました。
鞘取りに適した銘柄は、時価総額が1000億円~2000億円の大型株が適しているとされます。
鞘適格銘柄の選択条件を東証1部・単位売買額50万円として抽出して見る約280銘柄ほど有ります。
この抽出銘柄で鞘銘柄組合せを行ってみると4700組ほどもあります。
これでは余りに多すぎて鞘取り組みの検討が大変です。
時価総額のデフォールトを1000億円として検出して見ると119銘柄とでました。
この場合の鞘銘柄組合せは777組となり、何とか検討可能な範囲です。
又、日経225銘柄では、時価総額を検索条件に入れないと(数値を0指定)43銘柄が検出されますが、時価総額1000円では40銘柄が検出されます。
当然ながら日経225銘柄は大型株が中心となっていますね。
選択条件・出来申さず
同じ観点から、出来申さずを0日以下に設定しています。
銘柄の売買の流動性を高める為、株価・売買の成立しない「出来申さず」は1日たりとも許容しないものとしています。
マッ、それでも十分な銘柄数が検出されてきます。
抽出銘柄出力ファイル
以上の抽出条件で鞘適格と認定された銘柄は、「株式管理」の基本銘柄リストに鞘銘柄として記録されます。
鞘銘柄は、「株式管理」のチャート画面の「メニュー」の「銘柄リスト」の中の「鞘銘柄」で見ることができます。
鞘銘柄の銘柄リストへの記録は1種類のみなので、鞘銘柄を抽出した時は、引き続き次項の「鞘組合せ」を実行してください。
作成された「鞘組合せ」は別ファイルとして個別保存されます。
次講座
次講は「鞘銘柄組合せ」です。
