株式ソフトの決定版「株式管理」をご紹介しています。 「鞘取りソフト鞘取Master」も新規開発いたしました。

サヤ取り講座第14講

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初稿 2014-7-15 記
最新記述:2014-12-25 (木) 17:30:54 訂

サヤ取り講座第14講 鞘玉帳

2012年5月掲載の「サヤ取り講座第13講 鞘取聴牌機能」に続く待望の「第14講 鞘玉帳」が2年半振りに完成しました。

本講は、既に公開配信済みの「鞘取MASTER Ver140205 鞘玉帳完成記念エディション」を対象に記述しておりますが、その後の改修や本マニュアルを記述しながらの使勝手の改善・向上を行い、新たに「Ver141205 鞘玉帳完成記念エディション」といたしました。

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鞘玉帳

標準の「玉帳」に対して、鞘取り売買の表示に特化した「鞘玉帳」を新たに設けました。

「鞘玉帳」ボタン

「玉帳」に鞘取引(鞘番号の付された売買)が記録されている時に、「鞘玉帳」ボタンが表示されます。

鞘取引(鞘番号の付された売買)は、鞘チャートから「N」Keyで呼び出す「鞘仕掛」画面から記録します。

標準「玉帳」画面の「鞘玉帳」ボタンをクリックすると、玉帳データーが鞘取り売買に応じた形式の「鞘玉帳」として表示されます。

「玉帳」画面の「鞘玉帳」ボタンをクリックすると「玉帳」画面が「標準画面」・「鞘玉帳画面」にトグルで切り替わります。

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玉帳画面

「鞘玉帳」画面では、鞘取引は「鞘番号」毎に区分して鞘番号順に分類表示され、取引は日付順に「買仕掛」・「売仕掛」・「増玉」・「買決裁」・「売決裁」の順で表示されます。

最後の行に、その「鞘番号」の鞘取引の損益合計が表示されます。

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鞘玉帳表示項目

「鞘玉帳」が表示されると、通常の玉帳表示項目に加えて「鞘番号」・「相対」・「売買区分」・「取引数」・「UNIT」・「理論株価」・「理論鞘」・「売買資金」・「利益」・「経費計」・「実利益」・「利益率」・「取引期間」・「年換算利益率」が表示されます。
 

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相対コラム

「仕掛」データーに対する「決裁」データーが未記帳の時、又は相対関係が未設定の時は「相対コラム」に「未決裁」表示されます。

「決裁」データーが記帳済みの時は、空白が表示されますが、コラムをクリックすると相対先の行番号を表示します。

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売買区分コラム

鞘取引の売買区分に応じて鞘取引の仕掛・決裁区分が表示されます。

損益合計

「鞘番号」毎の「仕掛」「決裁」の表示の後に「損益合計」が表示されます。
「損益合計」行には、「利益」・「経費計」・「実利益」・「利益率」・「取引期間」・「年換算利益率」が表示されます。

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値洗い

「値洗い」とは仕掛けを行った未決裁の鞘取引の現在時点での評価(損益)を算出することを言います。

決裁取引が未記帳の仕掛取引に時は、最新株価期日での「値洗い」が表示されます。

「値洗い」は、「買仕掛」に対する「売決裁」、「売仕掛」に対する「買決裁」として、個別取引毎に次の行に挿入表示されます。

「買仕掛」・「売仕掛」の値洗いの総計としての損益合計が表示されます。

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鞘番号

「鞘番号」は、鞘チャート画面から鞘記帳を行った時に採録されます。

通常の玉帳では、個々の銘柄の個々の取引毎に記帳管理が行われていますが、鞘取引では2つの銘柄の鞘PAIRの仕掛け(現物買い・信用売り)及び決裁(現物売り・信用買埋)、と1鞘取引毎に最小4取引から更には増玉仕掛・決裁とそれ以上の取引売買が行われます。

「鞘玉帳」ではこれらの鞘PAIRの取引を全て総称して、「鞘番号」を付して取引管理・利益管理を行います。

鞘番号設定

鞘番号は5桁の数値で構成され、上2桁を取引年の西暦年号の下2桁としています。
残りの下3桁は、その年毎の年初よりの仕掛け期日順に「001番」から連番が振られます。
よって鞘番号は各年最大999個となりますが、1年の取引日は約250日であり、毎日4取引*250もの鞘取引を個人投資家が行うことは無いでしょうから先ず十分な鞘番号数と思います。

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鞘番号付与

銘柄リストには、基本リスト、注目リスト、仕掛リスト、買候補リスト、ユーザーの任意名称設定のリスト等色々あります。

鞘番号が付与されるのは、鞘玉帳への記帳の対象となる実際に取引を行った(取引中)「保有銘柄リスト」、及び過去の(取引終了記録保存)銘柄を収録した「元保有リスト」の鞘銘柄が対象となります。

「保有銘柄リスト」・「元保有リスト」の鞘銘柄をチャート表示している時に、鞘チャート画面の「N」KEYで「鞘仕掛設定」画面を表示し鞘玉記帳を行うと、鞘番号連番が自動採録・自動付与されます。

過去年又は同年期中の過去の取引を後から追加記帳した場合も、その各年の仕掛け期日順に挿入され、年初よりの鞘連番が再振り付けされます。

鞘番号削除

記帳済みの鞘取引を玉帳から削除するとその鞘番号も削除されます。

この時、削除された鞘取引と相対関係・鞘PAIR関係に有る鞘取引の全ての取引は一括鞘番号が削除されます。

記帳済みの鞘番号が削除された時は、その鞘番号は一旦欠番となりますが、その後に新規の鞘取引を記帳した時に、欠番が補填され年初よりの鞘連番が再振り付けされます。

言い換えれば、新規に鞘取引を記帳すると常に年初からの取引順に鞘番号が振られると言う事です。

鞘玉番号表示

「保有リスト」・「元保有リスト」の鞘PAIRを表示した時に「鞘仕掛設定」画面を表示すると鞘番号コラムが表示されます。

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現在実売買を行っている鞘銘柄PAIRは、「保有リスト」に登録し鞘玉記帳を行います。

過去の鞘取引を後から鞘玉記帳を行う時は、「元保有リスト」に登録を行ってください。
或いは、「保有リスト」に登録を行って鞘玉記帳を行ってから「元保有リスト」に登録を行うことも可能です。

銘柄リストでは、2銘柄の同じ鞘銘柄PAIRは、同一の鞘銘柄として扱われますが、「元保有リスト」では、仕掛期日の異なる鞘銘柄PAIRは、異なる鞘銘柄として重複して記録されます。

鞘玉番号表示-2

  • 玉帳の表示では、鞘玉番号の振られた取引が記帳されていると、鞘番号コラムが挿入され、鞘玉番号が表示されます。

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  • 鞘玉帳の記帳画面の表示では、鞘番号コラムが表示され、鞘玉番号が表示されます。

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鞘番号記入・変更


「鞘仕掛設定」画面

「鞘仕掛設定」画面の鞘年号・鞘番号はコラムをクリックして、記入・変更できます。

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鞘番号上2桁は西暦年号4桁の下2桁を記入してください。

年号4桁を記入した時は下2桁が採録されます。

鞘番号下3桁は1から999までの数値を記入してください。

全角の数値は半角数値に自動変換されます。

データー固定が指定されている時は、鞘番号変更できません。
「鞘仕掛設定」画面の「銘柄設定タブ」で固定解除を行ってください。

「玉帳記帳」画面

「玉帳記帳」画面の鞘番号はコラムをクリックして、記入・変更できます。

「鞘年号」は仕掛期日の年号で指定されているので変更できません。

鞘番号解除(消去)


「鞘仕掛設定」画面

「鞘仕掛設定」画面の鞘番号コラムの右横の「解除」ボタンをクリックすると鞘番号コラムの年号・鞘番号が解除され空白となります。

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鞘玉番号の自動付与採録は、鞘番号コラムが空白の時に行われます。

鞘取引の玉記帳の後に同じ鞘銘柄PAIRの次の取引を鞘玉記帳する場合に、「解除」ボタンで前の鞘玉番号の表示を空白にしてから次の鞘玉記帳を行います。

鞘番号コラムが空白となっても元の鞘玉番号は未だ削除されていない(単なる非表示)ので、後ほどの鞘玉記帳の実行で元の鞘玉番号の削除と新規番号付与が行われます。

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「解除」ボタンは「復活」ボタンとなります。

「復活」ボタンをクリックすると再度鞘番号コラムに同じ年号・鞘番号が表示されます。

「玉帳記帳」画面

「玉帳記帳」画面の鞘玉番号は鞘番号コラムに「0」を記入すると削除されます。

この時、同一鞘玉番号の仕掛・決裁の相対取引の鞘玉番号も一括削除されます。

鞘玉記帳

記帳データーが揃ったら、鞘玉記帳を行います。
鞘玉記帳は「鞘銘柄A」「鞘銘柄B」について各々行います。

記帳タブ指定

鞘玉記帳は、「鞘仕掛設定」画面の「仕掛タブ」・「決裁タブ」・「増玉タブ」で各々行ないます。

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「銘柄設定タブ」では、鞘玉記帳は行えません。

エラーメッセージ「鞘玉記帳は、仕掛・決裁・増玉タブで行ないます。」が表示されます。


売買期日指定

期日指定は往々にして忘れ勝ちです。

鞘取引期日の誤記帳を避けるために、「鞘仕掛設定」画面を開いた時のまま、各タブでの期日指定をしていない時は、期日の設定が要求されます。

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売買期日が未指定の時は、エラーメッセージ「仕掛(決裁・増玉)期日が未設定です。期日コラムをクリックして指定して下さい。」が表示されます。


株価指定

株価は理論株価でなく実株価を記帳します。

実株価の指定により「銘柄A」(「銘柄B」)の理論株価・単位金額・仕掛け総額が自動算出・表示されます。

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「銘柄A」(「銘柄B」)の株価コラムが未指定の時は、エラーメッセージ「銘柄A(銘柄B)の株価を記入してください。」が表示されます。

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「銘柄A」(「銘柄B」)の株価コラムをクリックして「株価」を記帳してください。


株価自動採録

期日表示コラムの右横の「株価採録」ボタンをクリックすると、指定期日の始値が自動採録され銘柄A・Bの株価コラムに表示されます。

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株価期日が最新株価期日の時は、最新株価期日の終値が株価として採録されます。

株価期日が最新株価期日以外の時は、その日の初値が株価として採録されます。

鞘取仕掛・決裁は、前日株価で方針決定をして、翌日寄付きでの成行き仕掛けを前提としているので、過去期日での株価採録は当日始値を採録しています。

株価採録と異なる株価で売買を行った場合は、「株価」コラムをクリックして株価を修正して下さい。


株価自動採録-2

チャート画面から取引日の株価を直接入力できます。

「鞘仕掛設定」画面の「仕掛」タブを表示します。

「鞘仕掛設定」画面の「仕掛解除」ボタンをクリックし、「仕掛株価」を解除(空白)します。

チャート画面の鞘仕掛け線も消去されます。

チャート画面の入力をしたい株価期日を直接マウスでクリックします。

クリックした株価期日及びその株価期日の株価A・株価Bが直接「鞘仕掛設定」画面に取り込まれ夫々のコラムに表示されます。

「銘柄A」・「銘柄B」の理論株価・単位金額・仕掛け総額が自動算出・表示されます。

「鞘仕掛設定」画面の「決裁」タブで同じく決裁期日・決裁株価を採録します。

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鞘仕掛方向指定

鞘仕掛を行う時は、鞘銘柄の買い・売りの誤指定を避けるために、鞘チャート画面で鞘の仕掛け方向が左下から右上へ向かう様にチャートを表示して仕掛けます。

伸びる稲穂を青田買い
現在から未来に向かって左下から右上方向へ
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鞘PAIRの「鞘仕掛設定」画面を表示設定しただけでは、鞘記帳データーとしての仕掛け方向は未だ未採録なので、「目標」コラムに「未設定」と表示されます。

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この時、エラーメッセージ「目標(仕掛方向)が未設定です。仕掛逆転ボタンをクリックして指定して下さい。」が表示されます。

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「鞘仕掛設定」画面の「仕掛逆転」ボタンをクリックすると鞘仕掛方向が、トグルで「上昇狙い」・「下降狙い」が指定されます。
この時、青い色の買い「銘柄A」に対して鞘仕掛方向が「上昇狙い」です。

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仕掛け方向が逆と成る時は、「鞘仕掛設定」画面の「銘柄入替」ボタンで「銘柄A」・「銘柄B」を入れ替え売り買い銘柄を逆転してください。

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順番としては、仕掛期日近辺で鞘が谷(最下位)と成るように「銘柄入替」ボタンで銘柄A・Bを入れ替えて下さい。

次に、その鞘の谷に対して目標鞘の赤線が上部に表示されるように「仕掛逆転」ボタンで仕掛方向を入れ替えて下さい。

これで、銘柄A・Bのどちらが売り?買い?は、自動設定されました。

目標を右肩上がりに設定した時、青色の銘柄Aが買銘柄、緑色のB銘柄が売銘柄です。

(右上へ)伸びる稲穂の青田買い

銘柄A・Bの売買区分に「現物買」「信用売」が表示されます。

(銘柄入替を行わずに、「下降狙い」とすることも可能ですが、後々混乱勘違いの元となります。)

鞘玉記帳

鞘玉番号は、鞘玉番号コラムが空白の時に自動採録されるので、先ず鞘番号の「解除/復活」ボタンで鞘玉番号コラムを空白にして下さい。

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記帳データーが全て準備できた後に銘柄A又は銘柄Bの「鞘玉記帳」ボタンをクリックします。

記帳実行

鞘玉記帳は、「鞘仕掛設定」画面の鞘銘柄A(鞘銘柄B)の「鞘玉記帳」ボタンをクリックして行います。

鞘銘柄A・鞘銘柄Bのどちらから先に行っても構いません。

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玉帳確認

「鞘玉記帳」ボタンをクリックすると最初の玉帳記帳の場合に、一旦現在の玉帳画面が表示されます。

鞘取引の記帳先がこの玉帳画面で良いのかどうか、「鞘玉帳の口座を確認・指定して下さい。」とのメッセージ画面が表示されます。

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通常の取引を記録している玉帳と、鞘取引を行う証券講座・玉帳を異なる設定にしているユーザーは多いと思われるます。

不用意に異なる玉帳に鞘玉記録を記帳してしまうとその修正登録が大変(多数修正入力)と成るので、玉帳口座の確認ACTIONを設けています。

玉帳口座が異なる時は、玉帳画面のメニュー「口座指定」・「口座逆指定」で記帳対象となる鞘口座を表示してください。

記帳画面表示

玉帳口座の確認・指定後に、もう一度「鞘仕掛設定」画面の「鞘玉記帳」ボタンをクリックします。

「銘柄A」(「銘柄B」)の記帳画面が表示されます。

記帳画面は、標準の単発銘柄の記帳画面ですが、「鞘番号」・「ユニット」・「理論株価」・「鞘」の各コラムが追加表示されます。

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「鞘番号」は自動採録され、「記帳画面」及び「鞘仕掛設定」画面に表示されます。

この時点では、仕掛(決裁)手数料・消費税は未記入なので未だ表示されません。

後刻、証券会社の売買報告書で所定金額を記帳してください。


鞘玉記帳実行

「記帳」画面の記帳データーが確認できたら「記帳可」ボタンで記帳を行ってください。

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記帳画面に「記帳固定」ボタンが表示されている場合は、「記帳固定」ボタンクリックして「記帳可」に変更してください。

「鞘銘柄A」に引き続き「鞘銘柄B」の記帳を行います。(「鞘銘柄B」から先に行うことも可能です。)

鞘玉決裁記帳

「鞘仕掛設定」画面の「決裁」タブから鞘玉決裁記帳を行った時は、「記帳画面」の「相対表示」ボタンがをクリックして仕掛決裁の相対指定を行います。

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「相対表示」とは、その取引に関連する「仕掛」に対する相対「決裁候補」、「決裁」に対する相対「仕掛候補」を言います。

相対表示」ボタンをクリックすると決裁記帳に対応する仕掛相対取引候補が表示されるので、該当する仕掛相対取引をクリックして相対指定をします。

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相対指定は、記帳終了後に「玉帳」画面から記帳することも可能です。

決裁記帳例


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3月5日のストキャスティックの下死点・MACDヒストの谷で仕掛けましたが、鞘が目標鞘の赤線を超え、ストキャスティックの上死点・MACDヒストの山となって来たので、3月28日に決裁を行いました。

売買利益はチャートの右側に表示されますが、23日間で買い資金対比13.7%・年間換算217%の利益となっています。

鞘取りは薄利多売の手法ですが、中々の好成績を達成しています。


データー固定

鞘PAIRの各データーが確定後に何らかのミスで数値等が変わってしまうのを避けるために、「鞘仕掛設定」画面に「データ固定」機能を設けています。

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「鞘仕掛設定」画面の各タブの鞘番号コラムの左横部分をクリックすると「固定」と表示されて鞘玉データーが固定され変更できなくなります。

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データー固定は、毎回「銘柄設定」タブに戻らなくても現在の入力タブでデーター固定が可能です。


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固定不用意な解除を避けるために、「銘柄設定」画面の「固定解除」ボタンでのみで解除ができます。


ドテン売買

「ドテン」は「途転」と書くらしいのですが言い得て妙ですね。

鞘取引で鞘の変動が上下に規則的に繰り返すPAIRが見つかれば中々に「LUCKY」な取引が出来ます。

例えば、「伸びる稲穂を青田買い」で上向きの鞘仕掛けの時に鞘の山でドテン売買で決裁を行うと同時に鞘の反対方向下向きに鞘仕掛けを行います。

新しい仕掛け株数の調整を行う場合もありますが、通常は決裁株数と次の仕掛株数は同一で行うので、「買仕掛」に対する「売り」を2倍の株数で発注し、その半数を最初の取引の決裁に用い残りの半数を新しい仕掛けとします。

「売仕掛」に対する「買い」も同様に行います。

ドテン売買の例

例えば、STCASの上死点・下死点で交互にドテン売買を行う例を見て見ましょう。

投資方針

投資方針としては、仕掛けに対して目標鞘(10%)を超えたらその次の逆死点で(又はその近辺で利益確保して)ドテン売買を行います。

鞘が逆行しても増玉は行わず、損切線(ー3%)で撤退をし、その次の逆死点で新規仕掛けを行います。

増玉は、鞘逆行の時の有利な回復手段、或いは利益拡大の手段とされていますが、増玉毎に投資資金が倍増する、或いは増玉に伴う新しい鞘目標は増玉コスト増に見合う程の改善はされない事から、鞘が損切線に達したら潔く撤退決裁を行って、損失取引の取引期間は成るべく短くして、新しい次なる鞘仕掛けに将来を託すのが良いのではないかとCMAでは考えております。


参考例


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2014年を例にとします。

鞘Pairは「7731ニコン・8630NKSJ」です。

1月10日にSTCASの下死点となったので、この図では上向けに仕掛けます。

3月3日に 目標鞘を達成し、次の逆死点(近辺)で決裁をします。

厳密に逆死点に拘るよりも、目標鞘達成で利益確保を優先します。

鞘取りは薄利多売で短期に小額でも利益を重ねていく売買方式です。

この例では、投資資金58万円で8.3%・48千円の利益を上げています。

売買期間は、52日でやや長いですが、それでも年間換算利益は58%(1.6倍)となりました。

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同じ3月3日に「ドテン」で逆方向に同株数で仕掛けます。

ドテン売買なので、仕掛け方向は交互に上向き・下向きと変わります。
実運用では銘柄を入れ替えて、仕掛け方向を上向きとした方が売買の間違いを防げます。


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3月25日に 目標鞘を達成し、次の逆死点(近辺)で決裁をします。

この例では、投資資金50万円で10.4%・54千円の利益を上げています。

売買期間は、22日と短いので、年間換算利益は172%(2.7倍)となりました。


鞘逆行の場合

チャート判断で適宜臨機の対応を行い、当初の「投資方針」を律儀に墨守する必要は有りませんが、律儀な羊さんの再度の「ドテン」の場合の取引を見て見ましょう。

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同じ3月25日に「ドテン」で逆方向に同株数で仕掛けます。

武運拙く3月28日には、損切線(-3%)に達してしまい、損切手仕舞いを行います。

この例では、投資資金49万円で-3.3%・17千円の損失となりました。
売買期間は、3日と短いので、投資期間を無駄にすることなく次の取引に臨めます。

年間換算損失は-400%となりますが、損失を積重ねて行く物ではないのでこれは気にしない・気にしない。

次の取引で取り返しましょう。

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ドテン売買は一旦途切れましたが、その次の4月11日のSTCASの死点(上死点)で下降方向に仕掛けます。

5月14日に 目標鞘を達成し、次の逆死点(近辺)で決裁をします。

この例では、投資資金50万円で10.6%・51千円の利益を上げています。

売買期間は、33日で、年間換算利益は117%(2.2倍)となりました。

3月28日の逆行損切りには、リベンジを果たしています。

ドテン記帳

実際のドテン売買を記帳するには少しコツが要ります。

仕掛け取引に対して2倍の株数の決裁取引を、最初の鞘取引の決裁記帳ではなく新しい鞘取引の仕掛取引として記帳します。

最初の鞘取引の決裁は、新しい取引の仕掛記帳からその半数の株数を借りてきて決裁を行います。

仕掛け記帳


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先ず最初の仕掛け記帳です。

鞘番号を自動振り付けする為に、鞘番号の削除ボタンで鞘番号コラムを空白としてから鞘記帳を行います。


仕掛け売買の記帳された鞘玉帳です。

決裁取引が未記帳なので、各仕掛けには最新株価での値洗いが表示されています。

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決裁記帳

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「鞘仕掛設定」画面の「決裁」タブから決裁記帳を行います。

鞘番号は自動採録されています。

決裁売買の記帳された鞘玉帳です。

仕掛と決裁の相対関係が未記帳なので、仕掛取引には最新株価での値洗いが表示されています。

決裁取引には当然乍、値洗いは表示されません。

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相対指定

決裁取引の鞘玉記帳で記帳画面が表示された時に「相対表示」ボタンをクリックすると記帳画面にその取引の相対候補が表示されます。

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相対条件に合致する相対取引行をクリックして相対取引を指定します。

鞘取りの場合は、次々に仕掛・決裁と繰り返して行くので、通常は相対候補は1つですが、複数候補のある時は該当する方の行をクリックして指定して下さい。

決裁が「品渡」「現引」で相対関係が2つ有る時は「相対のみ」ボタンをクリックして他の相対候補を表示して選択してください。

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ドテン指定

最初の取引の記帳が全て終了したら、「鞘仕掛設定」画面の「決裁」タブの「仕掛ドテン」ボタンをクリックします。

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ドテン実行の確認ボタンが表示されます。

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「鞘仕掛設定」画面の銘柄A・Bが入れ替わり、仕掛数・株数が2倍となり、同日・同株価の逆方向狙いのドテン仕掛けとなります。

鞘番号コラムは空白となり、鞘番号の自動採録か行われます。

売買コスト節減

鞘取引の「売り」は、「信用空売」に限られますが、鞘取引の「買い」は信用取引でも可能です。

薄利多売の鞘取りでは、売買手数料も通常の単銘柄売買の2倍掛かるので獲得利益に対して負担が大きいですね。

ドテンの場合、決裁・仕掛けを2倍の株数で一括して信用で行い、売買手数料を節約(半減)する事が考えられます。、

売買手数料の支払い回数を半減するのみでなく、信用手数料は現物手数料に比べて格段に低いですね。

信用金利収入を見越してのことでしょうが、証券会社によってはキャンペーン的に信用手数料が掛からない時もあります。

個人投資家としては、「信用の買い」は直ちに信用現引き(品受け)を行って現物保有とし、借り入れ金利を最小にして下さい。

尚、信用現引・品渡には売買手数料は掛かりません。

敢えて、このような「信用空買」を行う必要は有りませんが、現物売買と信用取引の売買手数料の差・信用品受けの管理費等の取引コストを勘案して実行の可否を判断してください。

具体的記帳

  • 最初の仕掛け(14-001)売買は通常の株数(仮に基本株数とします)で行います。
  • 最初の仕掛け(14-001)の決裁の時、基本株数の2倍の株数で信用売り・信用買いを行い、1番目の基本株数は、最初の仕掛け(14-001)の決裁、2番目の基本株数は次の仕掛け(14-002)用とします。

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  • 実際の売買は、基本株数の2倍の株数でドテンを行い、銘柄の入れ替わった信用買い・信用売りを次の仕掛けとして新しい鞘番号(14-002)で記帳します。
  • 新しい鞘番号(14-002)の信用買いの全株を、直ちに信用現引(品受け)します。
  • この内の半数の株数で最初の取引(14-001)の信用売りを品渡しで決裁します。
    新しい仕掛け(14-002)の現物株の半分を借りて来て、最初(14-001)の「信用空売」を決裁すると考えて記帳してください。
    記帳は最初の鞘番号(14-001)の信用売をクリックして記帳画面を表示し、「品渡」ボタンで「品渡記帳」画面を作成し、最初の鞘取引(14-001)の決裁として記帳します。
  • 新しい鞘番号(14-002)の信用売りの半数の株数を最初の仕掛け(14-001)の現物株で品渡し決裁します。
    最初の仕掛け(14-001)の現物株で、新しい「信用空売」(14-002)の半分を決裁すると考えて記帳してください。
    記帳は新しい鞘番号(14-002)の信用売をクリックして記帳画面を表示し、「品渡」ボタンで「品渡記帳」画面を作成し、鞘番号を最初の鞘番号(14-001)に変更して、最初の鞘取引(14-001)の決裁として記帳します。

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  • これらの取引の結果として、最初の基本株数の仕掛け取引は決裁され、新しい鞘番号の基本株数の仕掛けが成立します。

新しい鞘番号の仕掛けの半分の株数は品受け品渡しされ、残りの半分の株数が未決済として相対行コラムに表示されます。

値洗いは、この残りの半分の未決済株数に対して、最新株価での値洗いが表示されます。

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  • 新しい鞘番号の仕掛けが目標鞘に達したら、又同じ取引で鞘玉記帳を行っていきます。

次講座

次講は、「玉帳自動記帳」です。


認証コード(4977)




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